デザイナーとのコミュニケーションで意識していること
投稿日: 2025-09-03
制作現場では、デザイナーとディレクターのやり取りがスムーズかどうかで、プロジェクトの進行や成果物のクオリティに大きな差が出ると感じています。 私が特に意識しているのは、 Webディレクターとしての意図や目的を明確に伝えること です。
意図を共有せずにフィードバックをしてしまうと、デザイナーは単なる好みや感覚の指示として受け取りかねません。 そうなるとデザイン全体の一貫性が失われたり、デザイナーにとっても納得感を得にくくなります。
1. 意図や目的を具体的に伝える
- 「ユーザーが迷わず目的の情報にたどり着けるようにしたい」
- 「企業としての信頼感を第一に見せたい」
- 「ターゲットに親しみやすい印象を与えたい」
こうした意図や目的を伝えることで、デザイナーも判断基準を持ちながら作業を進められます。 ただし、細かいデザインの部分まで指示するのではなく、最終的な表現はデザイナーの裁量に任せることも大切です。
2. フィードバックは意図とセットで伝える
フィードバックをする際は、まずデザイナーの意図を確認するようにしています。 そのうえで、単に「色が暗い」「文字が小さい」と伝えるのではなく、 理由を添えて依頼する よう心がけています。
例:
- NG:「色が暗すぎる」
- OK:「信頼感を重視したいので、少し明るめで落ち着いた色味にしてほしい」
3. 意図・目的の共有はコミュニケーションを円滑にする
- ミーティング前に意図・目的を整理して共有する
- デザインレビューでも「この修正は何のためか」を必ず添える
- 意図が共有できていれば、後からの修正もスムーズに進む
小さな工夫ですが、意図や目的を共有することでプロジェクト全体のクオリティやチームの信頼関係に良い影響が生まれます。 このブログでは、こうした日々の気づきや学びを今後も書き留めていきたいと思います。