Webディレクターの1日と実務内容を具体的に紹介します
投稿日: 2025-09-23
こんにちは、Webディレクターの渡邉です。今回は、 Webディレクターの1日の流れや実際の仕事内容 についてお話しします。これからWebディレクターを目指す方や、現場がどうなっているか知りたい方の役に立てたら嬉しいです。
毎日いろんな仕事をしていますが、私が一番大事にしているのは、 「この仕事、何のためにやるんだっけ?」 といつも自分に問いかけることです。この視点があるかどうかで、ただの作業で終わるか、ちゃんと意味のある仕事になるかが変わってきます。今回は、そんな考え方も踏まえて、自分のリアルな働き方を紹介していきますね。
1. 1日のスケジュール例
Webディレクターの仕事は、いろんなことを同時並行で進めることが多いです。私の1日は、まず 仕事をうまく回すための準備 から始まります。
- 9:00 出社・タスク整理 :メールやタスク管理ツールをチェックして、今日のやることリストを整理します。急ぎの連絡やトラブル報告が入ることもあるので、その日の目標を頭に入れて、柔軟に予定を組み直すことが大事です。
- 10:00 公開前の最終チェック :サイトを公開する前に、問題がないか最終確認をします。ユーザーが迷わないか、動かない部分はないかなど、細かいところまでチェックして、プロジェクトの「質」を保つようにしています。
- 11:00 実務作業 :デザインの確認や原稿チェックなど、具体的な作業に入ります。ここでも「なぜこのデザインや文章が必要なんだろう?」という目的を改めて考えながら進めることで、お客様のイメージとズレていないか、目指すゴールに近づけるかを常に意識します。
- 13:00 昼休憩
- 14:00 案件対応 :サイトのリニューアルや日々の運用案件の進捗管理を進めます。いくつかのプロジェクトが同時に動くので、全体のスケジュールを見ながら、「ここ、遅れそうだな」と思ったら早めに対策を考えます。
- 15:00 チームミーティング :デザイナーやエンジニアと、今の進み具合を共有します。ただの報告会ではなく、みんなで同じゴールを目指しているかを確認し、意見を出し合ってより良い方法を探す時間です。
- 16:00 クライアント対応 :打ち合わせや資料作りをします。お客様の悩みをじっくり聞いて、「本当は何をやりたいのか」を一緒に見つけていく、とても大切な時間です。
- 18:00 やり残しチェック :明日のタスクを確認して、仕事を終えます。今日やったことや、気づいたことを整理して、明日の仕事がスムーズに進むように準備しておきます。
2. 実際の仕事内容
Webディレクターは、いろんな仕事で人と人をつなぐ役割を担います。それぞれの仕事で、私がどんなことを心がけているかを紹介します。
➀サイトリニューアル
全体のスケジュール管理や、どんなサイトにしたいかまとめる要件整理、そしてデザイナーやエンジニアとの調整役を担当します。単にお願いされた通りに進めるのではなく、「なぜリニューアルするの?」というお客様の本当の目的を深掘りすることで、期待を超える結果を出せるように頑張っています。
➁サイト運用
お客様からの更新依頼や、サイトを良くするための改善提案がメインです。ちょっとした修正依頼でも、「なぜこれがいるんだろう?」と考え、その背景にあるお客様の本当の希望をくみ取ります。そして、それがユーザーにとって一番良いやり方か考えて、最適な形で対応するようにしています。
➂デザイン制作(例:バナー作り)
デザイナーさんに依頼する前に、目的や伝えたいポイントをしっかり整理します。この段階で「このバナーを見て、ユーザーにどうしてほしいか?」をはっきりさせておくことで、手戻りを減らし、ちゃんと目的が伝わるデザインに仕上げることができます。
➃フォーム作り(お問い合わせ・アンケートなど)
フォームの項目や、送信後の流れを整理してエンジニアさんに共有します。ユーザーが入力しやすいか、送った後の自動返信メールや、管理画面への通知内容が分かりやすいかなど、細かい部分に気を配り、使いやすさと管理のしやすさ両方を高めることを目指しています。
3. まとめ
Webディレクターの仕事は多岐にわたりますが、大切なことは Webディレクターとして、どうしたいか? ということを明確にして仕事に取り組むことが大切だと考えています。どんな仕事にも共通して「このプロジェクトを通じて、お客様やユーザーにどんな良いことを届けたいか?」という問いが根底にあります。
ただ言われた通りに仕事をこなすのではなく、「どうしたいか」を明確にすることで、プロジェクトはより良い方向へ進んでいきます。お客様の希望をくみ取り、チームメンバーをやる気にさせ、プロジェクト全体を成功に導くこと。これこそが、Webディレクターの一番のやりがいだと感じています。
今回のお話が、Webディレクターという仕事の面白さや奥深さを知るきっかけになれば嬉しいです。もしこれから目指す方がいれば、ぜひ「自分はwebディレクターとしてどうしたいのか?」という問いを大切にしてほしいです。